岐阜県恵那市岩村町がNHK連続テレビ小説『半分、青い。』のロケ地になりました!
いわむらとは?
岐阜県恵那市岩村町。僕の生まれ育った町です。もちろん今も日々を過ごしております。山間の小さな町ですが、日本三大山城の一つ岩村城址があり、女城主の里として名を馳せます。その城下町には江戸時代からの旧家が軒を連ね、平成10年4月には岐阜県で3番目、全国では48番目に国の重要伝統的建造物群保存地区に選ばれています。
『半分、青い。』とは?
言わずと知れたNHKの連続テレビ小説。その次回作です。僕はNHKの朝ドラを欠かさず見ている人ではありませんが、12時45分からのやつをなんとなく見ているので、どのドラマも大体わかります。特に「とと姉ちゃん」以降はだいたいいけます、任せて下さい。
それはさておき、4月2日(月)スタートの『半分、青い。』楽しみですね。主役は永野芽郁ちゃん。好きです。『僕たちがやりました』全部見ました。
佐藤健君。僕はイケメンに興味はありませんが、僕の周りの女性陣はキャーキャー言います。
そして原作の北川悦吏子さん。岐阜県出身です。アラフォーのみなさん、『あすなろ白書』『愛していると言ってくれ』『ロングバケーション』見てましたよね。あれを書いた人です。
その他のあらすじやキャストなどに関しては、僕が拙い情報を流すのもアレなんで公式サイトをご覧いただければと思います。
ロケ地になりました!
ー起ー
さて、このドラマのヒロインは岐阜県が生まれ故郷という設定なのですが、なんとそのロケ地にわがまち岩村町が選ばれました。先述しましたが、岩村は女城主の里。観光地です。たまには情報番組が取材に来たり、ロケで芸能人が古い町並みを歩いたりします。たまにですけど。
しかし映画やドラマのロケというのはなかなかありません。しかもNHK朝の連ドラ。僕を含む岩村町民は「いついつのどこどこにだれだれがロケに来る」という類の出所の定かではない情報をどこからともなく耳にし、それに尾ひれを付けては他の人へと流す、といった作業をしつつ、ミーハーごころ丸出しで約2週間の撮影期間を待ちました。
ー承ー
撮影期間が迫ってくるとNHKのスタッフさんが岩村の町並みにセットを組み始めました。僕のお店も町並みの一番下にあるので、セットの設置撤去や撮影の日程を伝えにきて下さいました。他言無用の情報であったと思いますが、僕はドヤ顔で他の人に教えてしまいました。すみません。
メインの撮影場所になったのは岩村の古い町並みのちょうど中ほど、有名なかんから屋さんや松浦軒本舗さんのあるあたりです。岩村的に言えば西町一丁目。ドラマの設定では、ここは「岐阜県東美濃市梟町」にあります『ふくろう商店街』。1970~80年代の設定ですので、時代設定はアラフォーの僕らがちょうど子供のころです。懐かしい感じのセットが出来上がりました。
ー転ー
さて、いよいよ撮影が始まりました。撮影情報はさらに錯綜します。当日に「今、撮ってるよ!」とLINEが飛び交います。そんな情報に踊らされながら女性陣(僕の奥さん、母、友達)は時間を見つけては足繁く撮影現場に通っていました。「松雪泰子さんが超キレイだった」とか「お隣のお店に中村雅俊が来てた」などいろいろ報告がありました。特に永野芽郁ちゃんと佐藤健君に関しては一目見ようと皆さん必死でしたね。知り合いが撮った写真もちょっと見せてもらいましたが、やはりかわいい&かっこいい。たしかに一目見ておくべきです。まあ、そんなこんなで悲喜交交の撮影期間が終わりました。
ー結ー
と、他人事のように書きましたが僕も所詮ミーハーな人間です。一回くらい見てやろうと主役の二人が揃って収録するという金曜日の夕方に娘を誘って出かけました。そして現場に着いてみると・・・すごい数の小中高生。そしてお母様方。
すでに見えそうな場所はなく、チョロチョロしたり背伸びしたり。おまけにどんどん収録の時間がおしているようでなかなか始まりません。1時間経ったころようやく遠くに主役の二人の背中が!とはいえ雰囲気で察しているだけで顔は見えませんが。しかしそれからもなかなか始まらず、寒さにも負け撤退してまいりました。でも「永野芽郁と佐藤健を見た」という事実は作れました。
聖地巡礼?
さて、映画『君の名は。』でよく耳にするようになったいわゆる「聖地巡礼」。
※巡礼(じゅんれい)とは、漫画・アニメなどの熱心なファン(愛好家)心理から、自身の好きな著作物などに縁のある土地を「聖地」と呼び実際に訪れること。by Wikipedia
朝ドラをきっかけに岩村を訪れてくれる方もいるかもしれません。もともと岩村へは岩村城址や古い町並みを目当てに来て下さる方も多いのですが、今回のロケ地抜擢を受けて、「今まで岩村のことを知らなかったけどちょっと行ってみようか」と思ってもらえたらとてもうれしいです。
撮影時の素敵なアーケードや看板。撮影終了後にドラマ放映までそのままにしてほしい、というお願いをNHKさんにしたそうですが、さすがにそれは難しいのでしょう、元の岩村城下町に戻りました。
しかし、先述した西町の方々が「ふくろう商店街」の名残を残すべく、ロケ風景や、撮影時の自宅や店舗の写真を飾ったり、「ふくろう商店会」を作ったりしてみえます。岩村に遊びに来る方はそんなところも探してみて下さいね。
その時は当ブログの岩村ランチネタも読んでくださいね。
ちょっと宣伝
女城主の里 岩村を散策された後は・・・お土産選びですね。岩村のお土産で有名なのは、日本酒、カステラ、そして・・・お米です。
申し遅れましたが、わたくし岩村の米を扱うお米屋さんでございます。お店は重要伝統的建造物群保存地区にございます。岩村町は知る人ぞ知る美味しいコシヒカリが育つ里。魚沼や岩舟、佐渡などの名産地産と比べても味に遜色はないと思います。いえ、価格と味のバランスを考えればブランド米よりも優良なコシヒカリであると言え、県外から定期的に買いに来て下さるお客様もたくさんいらっしゃいます。
当店では店頭にて自家精米を行います。そしてつきたてのお米をお客様の必要な分だけ量り売り。1㎏でもOKです。5㎏でも、玄米で30㎏でも、どのようにでもお分けできます。
そんな当店のイチ押し『岩村とみだコシヒカリ』。岩村散策の思い出とともに炊き立てを召し上がっていただければ幸いです。